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2006.12.07 (Thu)

知らなかったよ

知らなかったよ
こんなにきれいだった
        なんて
すぐそばにいて
知らなかったよ

    星野富弘『かぎりなくやさしい花々』
                         

星野さんは、新任の体育教師として、
公立中学校に赴任しました。
その2ヵ月後、体操部の部活指導中、
首の骨を折る事故にあいます。

一命はとりとめたものの手足はマヒし、
頭を動かせるだけの体になりました。

絶望に打ちひしがれながらも、
星野さんは絵筆を口にくわえ、水彩で花を描き、
詩を書き加える詩画に取り組むようになります。


冒頭の言葉は、その詩画の一枚「ドクダミ」に添えられた言葉です。

「いやだと思っていたものが美しく見えるようになった。
 ・・・それは、心のなかに宝物をもったようなよろこびでありました。
 ドクダミの花の前で、わたしは、またひとつ、
 おとなになれたような気がしました」

かぎりなくやさしい花々 かぎりなくやさしい花々
星野 富弘 (1986/05)
偕成社

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